まず上の画像を見てください。
タイヤですね。
相手を操るにはまず自分を操らないといけません。
脳を理解する
問題です。
硬くて、黒いものなんでしょう?
タイヤ
頭に一瞬で出てきたのは「タイヤ」ではないですか?
これが、人の認識能力です。
何かきっかけになるものを見せられる、聞かされる、ことで意識しなくとも
ある概念に結びつかせようとする脳の能力。
でもこれが、いろんなことに活用されてるんですね。
マーケティングなんかはそのいい例です。
ジュージュー♪という音を聞くと
焼くもの=焼肉
なんて発想もあるかもしれません。これも植え付けなんですね。
まあそれはともかく、脳は騙されやすい性質を持ちます。
で、人を操りたいなら、まずは自分を操ることができないとだめ。
自分の脳も操れないのに他人の脳を操るなんてもってのほかです。
ではどうやれば自分を操れるのか?
自分の脳を操る
脳には
- 感情コントロール
- 論理コントロール
の2つの指揮系統があります。
感情コントロール=共感能力
論理コントロール=分析能力
といえますね。
で、自分の脳を操るには感情に左右されないようにすることを
意識して考えないといけません。
感情に左右されると、どうしても慌てたり、焦ったりして
決断を鈍らせたり、間違ったりしてしまう。
だから、まずは感情をコントロールしないといけない。
ということは、相手を感情的にもっていけば相手は冷静な判断が
できなくなるということでもありますが・・・
まずは、できるだけ論理コントロールの脳を優先させるようにします。
論理コントロールを優先させる方法
では、論理コントロールを優先させるにはどうすればいいか?
どんな時も冷静に落ち着くことが大事です。
- 深呼吸
- 「なぜ」と自分に問う
- リフレーミング
まずは上記からやってみましょう。
深呼吸
体や考え方を落ち着かせる方法で簡単にできるのがこの深呼吸。
鼻からゆっくり吸って、口からゆっくり吐く。
これを数回繰り返せば冷静になってくるはずです。
どんな場面でも、この深呼吸は役に立ちます。
まずは、冷静になること。
「なぜ」と自分に問う
相手に怒られたり、突発的な問題が起きた時、だれでも焦ります。
そこで差が出るのはでれだけ冷静な自分に戻れるか?です。
例えば、仕事で失敗して怒られる。
客「こんな不良出して!!」
自分「すいません・・・(やばい、どうしよう・・・)」
客「すいませんじゃないよ!どうしてくれるんだよ!」
自分「本当にすいません・・・(ほんとうにどうしたらいい??)」
みたいなことあると思います。
こんな時、「なぜ」と問うんです。
客「こんな不良出して!!」
自分「すいません・・・(なぜこんなにお客さんは怒ってるんだろう?)」
客「すいませんじゃないよ!どうしてくれるんだよ!」
自分「本当にすいません。代品はすぐに用意できますが必要でしょうか?」
客「そうだね。いつまでにもらえる?」
同じ事象ですが結果は全く違います。
相手は事象に対して感情的に怒る、こちらも感情的に謝る。
現実的にどうすることが優先されることなのかがわからなくなってるんです。
しかし、「なぜ」と自分に問うことで冷静に場を判断できます。
相手は「なぜ」怒っているのか?
それを解決できることは何か?を考え「代品提案」をします。
すると相手も冷静に戻ってきて現象に対する行動を考え出します。
「なぜ」と自分に問うことで落ち着きを取り戻す方法です。
リフレーミング
リフレーミングとは視点を変えるとか認知を変えるという意味です。
人の反応は、
何かがあって⇒反応がある
と思われがちですが実は違います。
原因があって結果がある
これもそんな風に思いますが実は違います。
例えば、
男だから家事ができない(例えばですよ)
勉強ができないからいじめられる
こんな不況だからうまくいかない
とかね。
これ、原因があって結果がある、今がこの状況なのはこんな原因が
あるからなんだ!って発想。
もしこれが本当なら、全員そうならないとおかしいんです。
そうですよね?
でもそうじゃない。人の反応も同じ。
何かある⇒認知する⇒反応する
実は、何か刺激があってから、認知して反応してるんです。
①上司に怒られる ⇒ しょんぼりする
②上司に怒られる ⇒ やる気を出す
人によってこんなパターンもあると思います。
①は上司に怒られて「私はダメなんだ」と認識して落ち込む。
②は上司に怒られて「そこに気づいてくれるのはさすが」とか
「自分に目をかけてくれている。次はこんな失敗しないようにしよう」
と思ってやる気を出す。
自分がどうとらえるか、その現象をどう認識するかで自分の反応が変わるわけです。
まとめ
まずは、この3つの方法を使って自分を操ることを学びましょう。
突発的な時に冷静になること、感情的にならないこと。
まずはそれを意識しましょう。