ベンゾジアゼピン系の薬を何も知らずに飲んでしまい、いざ止めようとしたときに
何とも言えぬ体調不良に襲われて止めれない。
そんな方、多いんじゃないでしょうか?
いろいろとネットで見ると、怖いこともたくさん書いてあるし・・・
私自身が試している方法、その過程なども含めてベンゾジアゼピン系の薬を断薬する際に
知ってた方が良いと思うことを書いてみようと思います。
1,減薬、断薬は時間がかかる
*大変申し訳ありませんが、以下は個人的感想です。減薬や中止による不都合については責任をとれませんのでご了承の上、記事を読んでくださいね。
まず、ベンゾジアゼピン系の薬を断薬する場合、時間がかかると思っているほうがいいと思います。
人によっては、一気断薬で離脱症状が無い方もいるようです。
私の場合は、一気断薬して眠れない、動悸、頭がずっと動いてる感じ、など異常を感じ、
耐えることができなかったので一気断薬は無理だと思いました。
それから調べていき、ゆっくり減薬が自分には合ってそうだと思い、水溶液タイトレーションを実施しています。
焦らず、ゆっくり減薬していけば断薬できると思います。
2,離脱症状が起こる理由
じゃあ、なんで、ベンゾジアゼピン系の薬を断薬すると離脱症状が出るんでしょうか?
これは、色々調べてこうなんじゃないかな?と思ってる個人的な意見です。
でも、これを知って腑に落ちたので紹介しようと思います。
睡眠薬などのベンゾジアゼピン系の薬は、脳のGABA受容体を増強させる薬になります。
それだけならいいんですが、この薬を飲み続けると、本来働いていたGABA受容体が
働かなくなるようなんです。
薬に依存してしまうって感じなんでしょうね。
GABA受容体は交感神経を抑制する働きを持っています。(不安や不眠などを抑制してくれるんです)
このGABA受容体が働かなくなると離脱症状が出てくるわけです。
このベンゾジアゼピン系の薬を長期に渡り処方してるのは日本くらいみたいです。
このGABA受容体、働かなくなると通常に戻るまでに時間がかかります。
この正常に戻るまでの間、薬を止めると脳がバグを起こし、暴走するわけです。
これが、離脱症状になります。
減薬方法は?
離脱症状が起こる理由は、GABA受容体の働きが衰えている中で、その働きを
支えていたベンゾジアゼピン系の薬を急に止めることで離脱症状が出るわけです。
ということは、GABA受容体を回復させつつ、薬を減らしていく方法がベストと思われます。
薬を少しずつ減らしながら、脳のGABA受容体の回復を待つ。
その間、多少なりとも離脱症状は出ることもあります。
しかし、それは、脳が回復している証拠だと思います。
その離脱症状が耐えれるものであれば、1週間くらい様子を見る。
それで症状が落ち着けば、脳が回復した証拠だと思っています。
無理なく、少しずつ減らしながらGABA受容体の回復を待つ
これがベンゾジアゼピン系の薬の断薬の鉄則ではないかと思います。
私は水溶液タイトレーションという方法で減薬をしています。
【うつ】ベンゾ系のランドセンとベンザリン断薬始めました その1
3,体を動かす
体を少し動かすのも効果的です。
ちょっと太陽を浴びてウォーキングをする。5分でも10分でもいいと思います。
腹筋、腕立て、ヨガなど、なんでもいいので運動を取り入れてみてください。
体力をつけるのも大事だと思います。
私もそんなに体力はないので、ウォーキングしたり、仕事で動き回ったりしてます。
ただ、あまりに体がしんどい時は無理せずにしてください。
4,寝る
睡眠って大事ですよね。
ベンゾジアゼピン系の薬を飲みだして余計わかります。
一旦、薬に頼ると、自分で睡眠ができなくなりました。
薬で寝て、切れると起きるみたいな。
ゆっくり寝たな~って感覚が最近はないんです。
減薬中の今の段階では絶不眠はありませんが、途中覚醒はあります。
まあ、そんなもんだと思って寝てますけど。
寝るぞっ!って気合い入れてる時ほど寝れないんですよね(笑)
5,減薬、断薬の事ばかり考えない
減薬や断薬すると、なんでも離脱症状?とか思ってしまいます。
実際、そんなこともないんですよね。
あんまり、神経質に減薬、断薬の事を考えないほうがいいと思います。
それよりも、なにか好きなこととか、趣味などに時間を割いたほうがいいです。
私は、減薬して体調がちょっと悪い時は
「回復中だな」と思いながら過ごしています。
焦らず、じっくりゆっくり減らしていくことが近道だと思っています。
参考にしてる本です。
減薬すると自律神経が乱れて体が冷えたりすることもあるみたいです。
冷え性改善に評判が高い商品です。