【映画】ワンシチュエーションスリラー「プラットフォーム」を見た感想

サスペンス
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ワンシチュエーションスリラーの映画「プラットフォーム」

を見ました。

究極の社会の縮図ともいえるような映画です。

「プラットフォーム」のあらすじ

映画「プラットフォーム」(原題:El Hoyo)は、スペインのSFホラー映画です。

ストーリーは、垂直に積み重ねられた多層構造の刑務所に収監されたゴレンという男性が、

自分自身と他の囚人たちが置かれた状況に直面するところから始まります。

刑務所は「穴」と呼ばれ、それぞれの階層に2人の囚人がいて、一つのプラットフォームが定期的に下から上へと移動します。

プラットフォームには、食べ物や飲み物などの必需品が積まれていますが、最上階の囚人たちが必要なものを取ると、

下の階層の囚人たちには残りません。そのため、下の階層にいる囚人たちは、しばしば飢えと渇きに苦しみます。

ゴレンは、プラットフォームが下から上へと動く仕組みを利用して、上層の囚人たちが下層の囚人たちに

食べ物や飲み物を残すように説得しようと試みます。

しかし、その試みはうまくいかず、次第に暴力的な行動が増え、過酷な状況はより深刻になっていきます。

物語は、ゴレンが刑務所内での生活を通じて経験する過酷さや、その状況が人間性に与える影響など、

人間の本性や社会的階層の問題を探求していきます。

 

映画「プラットフォーム」のキャスト

映画「プラットフォーム」の主要キャストを紹介します。

  1. ゴレン役 – イヴァン・マッサゲ 本作の主人公であるゴレンを演じた俳優です。スペインを代表する俳優の一人であり、テレビドラマや映画など幅広く活躍しています。
  2. トリメグシ役 – アントニオ・サンファリス プラットフォームの最上層に収容された囚人の一人で、物語の中で主要な役割を果たします。スペインの俳優で、映画やテレビドラマに出演しています。
  3. ブラム役 – ジャン・アンドレ・アルバート・ヴェルデュ ゴレンと同じく、プラットフォームに収容された囚人の一人で、ゴレンの相棒的な役割を果たします。スペインの俳優で、映画やテレビドラマに出演しています。
  4. アドリアナ役 – アレクサンドラ・マスター プラットフォームに収容された女性囚人の一人で、ゴレンとブラムと一緒に生き延びようとする役割を果たします。イギリス出身の女優で、映画やテレビドラマに出演しています。
  5. バハラ役 – エミリオ・ブアレ プラットフォームに収容された囚人の一人で、物語の中でトリメグシと対立する役割を演じます。スペインの俳優で、映画やテレビドラマに出演しています。

以上が、映画「プラットフォーム」の主要キャストになります。彼らの演技が、物語の深みを増し、強烈な印象を残す要因の一つになっています。

 

映画「プラットフォーム」の感想

映画「プラットフォーム」は、非常に過酷で暴力的な内容であり、観るにはかなりショッキングな場面が含まれています。

しかし、それでも本作は、社会的不平等や人間の欲望、そして生存本能など、人間性について深く考えさせられる映画だと感じました。

特に、囚人たちが自分たちと他者との間でどのような行動を取るかという問題は、現代社会でも引き続き重要な問題です。

物語の中で、上層階にいる囚人たちは、自分たちの利益のために他者を犠牲にすることがよく描かれています。

これは、現実の社会でも、上位階級が利益を享受するために下位階級を犠牲にすることがあることを思い起こさせます。

また、映画のラストシーンにおいて、ゴレンが自分自身と他者との関係性についての決断を下す場面は、非常に感動的でした。

ゴレンが最後まで自分の信念を曲げず、他者を思いやる姿勢に感銘を受けました。

全体的に、映画「プラットフォーム」は、社会的問題や人間の欲望といったテーマを深く掘り下げながら、

暴力的な描写を用いて見る者に強烈な印象を残す作品であると感じました。

 

殺すほど上層階へ行ける?

「プラットフォーム」にはいろんな考察があります。

ネットで調べると、人を殺せば凝るほど上層階へいけるのでは?

というものがありました。

これは、娘を探すために台に乗り降りてくる「ミハル」という女性がいるのですが

彼女が必ず上から降りてくるというところから来ているみたいですね。

そう考えると結構納得できそうなところもありますが、引っ掛かるところもあります。

(日本刀振り回してる奴らが下層にいたりしますし・・・)

 

上層~下層というシチュエーションは、今の社会の縮図としてみるのも怖いけど面白いです。

上層は選べるが下層に行くほど選べないし、分配もない・・・

なんとも、救いのない世界ですが、現実もこんな感じですもんね。

 

まとめ

宗教的な要素も結構ある感じで、その知識があればもっと面白いのかもしれません。

ラストも見たときにはよくわかりませんでしたが、考察を見てみるとなるほどと思いました。

なぜ、台を降りたのか?

なぜ、一人で上げたのか?

果たしてそれで世界は変わるのか?

次の世代に託す、というのは体のいい言い訳なのかもしれません。

 

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