見終わった後、「こんなに長い映画だったんだ」
が一言目でした(笑)
90分くらいのギュッと詰まった気軽な映画と思ってましたが・・・
ちょっと思ってったのとは違いましたが・・・
映画『透明人間』予告編
透明人間 (2020年) 124分 アメリカ/オーストラリア
原題 The Invisible Man
強迫観念に囚われた恋人のエイドリアンによる束縛に苦しめられていたセシリアは、ある日の夜、意を決してセキュリティが張り巡らされた彼の豪邸から脱出することにした。逃亡に気付いたエイドリアンが凄まじい形相で追いかけてきたが、妹のエミリーの協力で何とか逃げ切ることに成功したセシリアのもとへ、ほどなくして「エイドリアンが手首を切って自殺した。彼は貴方に500万ドルの遺産を残した。」との一報が飛び込んできた。セシリアは自由だけではなく、莫大な財産をも手にしたが、「エイドリアンは自殺するような人間ではない。彼ほどの優秀な科学者なら自殺を偽造するくらい容易なはずだ。彼は今もどこかで私を見張っているのではないか。」という疑念に取り憑かれていた。
当初、セシリアの友人たちは彼女の疑念にまともに取り合おうとしなかったが、しばらくして、セシリアの周辺で怪奇現象が頻発するようになった。ここに至り、セシリアの疑念は「エイドリアンは何らかの方法で透明人間になり、私に復讐しようとしている」という確信に変わった。
キャスト
エリザベス・モス
オルディス・ホッジ
ストーム・リード
ハリエット・ダイアー
マイケル・ドーマン監督
リー・ワネル引用先サイト Wikipedia
透明人間と言えば、元は H・G・ウェルズが原作の有名作品。
基本は、自らが開発した人間を透明にする薬を試したがために、透明化には成功するが、
薬の副作用で狂暴になってしまい、追われる身になってしまうというストーリー。
包帯を外すと、透明になる昔の透明人間の映画は楽しかった。
ドラキュラ、フランケンシュタインと並ぶモンスターですもんね。
その後なら、ケビン・ベーコン主演で「インビジブル」がありますね。
この映画は、透明化する段階もすごいし、透明化した後の動き、水をかぶったモーション、
などなど、見どころ満載で面白い作品でした。
話は、原作に近い話でした。
で今回の「透明人間」です。
最初はエリザベス・モス演じるセシリアが彼氏のエリザベス家から逃げるとこから始まります。
何?何?みたいな展開で導入は良かったです。
その後、セシリアの周りで不可思議な現象が起こりだし、これはエリザベスの仕業だ!
ということで、疑念を抱きます。エリザベスは光学界の権威とか。
しかし、エリザベスは自殺をしてしまいます。
そのため莫大な遺産を相続するセシリア。しかし、そこからさらに
おかしなことが始まります。
姉に送られた縁を切るメール。セシリアが居候する家で鳴るエリザベスの携帯。
セシリアはエリザベスが透明人間になって私を襲ってきていると主張します。
当然、唖然とする周りの人。
だんだんセシリアがおかしくなったんじゃないの?みたいな雰囲気になります。
ここの描き方は秀逸で、セシリアが被害妄想でそう思ってるんじゃないのとみているほうも
思ってしまう展開でした。
しかし、ある事件が起こり精神病院にいれられるセシリア。
正直不幸すぎますが・・・
そこで、透明人間とのバトルが展開され、透明人間は
妄想ではなく、存在することが分かります。
そこから、周りも透明人間の存在を認知し、犠牲を払いながら戦い
そうなるんだみたいな犯人も判明するわけですが・・・
正直、ここで終わってもよかったんじゃないかなと思いました。
終わった終わったと思ってたら、まだ続くんです(笑)
最後の展開は必要だったのかなとか思いました。
あのまま、犯人が仕組んだことで終わらせてもよかったんじゃない?
とか思っちゃいましたが・・・
あと、これは個人的ですが、セシリアに魅力を感じなかった。
なんか暗いんですよ。なんで、エリザベスがそんなに執拗に追うのかもわからないし・・
決して、つまらない映画ではないですよ。
結構評判は良い映画なので興味ある人は見てみてください。