睡眠中に、手や足が痙攣したりしませんか?
もしかしたら、その痙攣で睡眠障害になっているかも?
今回は、睡眠中のけいれんについて調べてみました。
周期性四肢運動障害
「周期性四肢運動障害」は、睡眠中に手や脚の筋肉に瞬間的に
けいれんが起こり、眠りが中断されるという睡眠障害。
周期性四肢運動障害は、別名、「睡眠時ミオクローヌス症候群」とも呼ばれます。
自分の意志とは関係なく、身体が勝手に動いてしまい、深い眠りが妨げられ、
眠りが浅くなったり、 中途覚醒が生じます。
このため、熟睡できなくなるんです。
そのため、睡眠の質が低下を招いてしまう可能性も・・・
自覚症状がないことも多いので、わかりにくい症状でもあります。
良く足を動かして布団を蹴っ飛ばしてしまう、などを家族の方から
指摘されたら周期性四肢運動障害の可能性があるかもしれません。
年齢とともに有病率が増加し、60歳を越えると34%にもなります。
高齢者の不眠の原因の一つです。
周期性四肢運動障害の対策
周期性四肢運動障害の原因はまだ十分解明されていません。
しかし、「むずむず脚症候群」の人や、 抗うつ薬、抗てんかん薬、
ベンゾジアゼピン系薬剤(睡眠薬、抗不安薬など)などの薬を
飲んでいる人に多く見られ、この薬を中断したときに見られるようです。
また、鉄欠乏性貧血や腎機能障害の人にも多いようですね。
周期性四肢運動障害は、その症状を抑制する薬があるので、
専門医の先生に相談するようにしましょう。